本当に居室にトイレが必要?

セラピードック

入居相談時、皆さんが一番気にされているのが部屋にトイレがあるかどうかなんですが。

もちろんお元気な時は近くにおトイレがあると安心(間に合わないことないしね)だと思います。夜寒い中、トイレに行くのって苦痛ですしね。

では、どのくらいの介護度の方まで自分でトイレに行かれると思いますか?私が知る限りだと介護度2くらいまででしょうか。介護3になるとサポートが必要です。介護2の方でも認知症の症状が強い方だとご自身ではいかれません。排泄の仕方がわからなくなっています。トイレの場所も使い方もわからなくなっています。トイレのマークも、誘導灯も全く分からなくなる方もいます。

トイレ付の居室は一般的にトイレがないお部屋に比べてお家賃が高く設定されているところが多いかと思います。また、清掃費用や消耗品も別途かかります。

お金の問題だけならと思われる方もいらっしゃると思います。

これは別の施設の管理者から聞いたお話ですが。

ある認知性のご入居者様はトイレのお水を飲んでしまうそうです。カーテンで仕切られているので、完全に閉めることができないとか。

他の方は洗面台として使用してしまったそうです。

また、ある方はトイレがあるのにゴミ箱にしてしまうそうです。

全ての方が認知症になって、異常行動が出るとは思いませんが、多いですね。

しっかりお掃除をするとは思いますが、毎回新品のトイレに付け替える訳ではないですからね。

介護度が上がってご自身でトイレに行かれない方はどうされているか。もちろん介護士がトイレに誘導し、移乗介助をしたり、パット交換したり。もう少し介護度が進んでしまった場合はベットやストレッチャーなどに寝かせ、オムツ交換をします。

そんなことない、誰の手も借りずに最後まで頑張れる方はいる!

もちろんいらっしゃると思いますが、そのようなお元気で最後までしっかりされている方は施設とは無縁の方ではないかなと思います。

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