(続)ケアマネージャー(介護支援専門員)について

少し前(嘘です。かなり前です)、ケアマネージャーについてのコラムを掲載いたしました。

※以前の記事は下記リンクよりご覧ください

ご家族と意思疎通できないケアマネ、自己判断を押し付けてくるケアマネ、月に一度の訪問にまったく来ないケアマネ、同じグループ内の介護サービスを過剰にして利用者の自己負担を増やすケアマネ、連絡してもいつも繋がらず返信も遅いケアマネ、施設報告が少しでも遅れるとものすごい剣幕で怒鳴り散らすケアマネ、人の話に耳を貸さず自分の思い込みで判断するケアマネ、ケアマネの業務をわかってないケアマネと業務逸脱しているケアマネ。

実際に私が対応したことあるケアマネさんたちです。

福祉業界にいるのだから、ナイチンゲールや天使のような方々と思いきや、福祉業界ルールや忖度のみで働く方々。数年前、この業界に入った際、びっくりしたことを今でも覚えています。

先日のお話です。

季節の変わり目は、体調を崩す方も多く、日々の業務プラス様子観察者が増え、スタッフは、各ご入居者様への数時間おきのバイタル測定するため、バイタル機器一式を常に持ち歩いて介護にあたっていました。

天候や気温の変化が著しい時期は、体調を崩される方が多いと同時に、精神的に不安定になる方や、認知症症状が一時的にひどくなる、食事量が著しく少なくなる、水分を摂取されないなどといった方も多くなり、医師や看護師との連絡も頻回になります。

住宅有料老人ホームって、自分で生活できる人が入居されてる…というのは、一昔前のお話で、今では療養型にいられない、老健に入れない、特養にも断られている、退院しても自宅で暮らせないというADLの方や医療度の高い方々の受け入れ先になってきています。

当施設も例外でなく、平均介護度は4近く、支援や介護度1の方は皆無に等しく、殆どの方が介護士が補助しなければ移動もままなりません。

10月に入り始めた頃、今までお食事を完食され、ご家族様の差し入れを喜んで召し上がっていた方が、1日平均食事量3割、水分量300ccほどに低下しているとの報告を受けました。

直ぐに主治医へと報告をし、点滴等の処置をしていただきました。

その後、ご家族へのムンテラ(医師から現在の病状や今後の治療方針などを説明すること)をし、ご家族のご意思を確認。

ご家族は、元気で長生きをしてもらいたい、医療介護にて延命を希望するとのことでした。

その後は摂取量なども一進一退を繰返し、中々以前の状態には戻らずに3週間近くが経過、ご家族の希望から主治医を変更し、様子観察を継続することになりました。

この経緯を担当ケアマネへと連絡したところ、受話器を耳から離しても聞こえるほどの甲高い声で一方的にまくしたて、こちらが話しても途中でかぶせるように話をし、まったく聞き耳を持たずの状態。一度最後まで話を聞いてほしいと伝えると、それを聞いてまた逆切れする始末。

内容としては、なぜ20日も報告がないのかということを延々と数時間に渡って繰り返しただけで、こちらが謝罪をしても、何故だ説明しろの一点張りでした。

誤解がないよう、説明いたしますが、老人施設はご入居者様の様子を月に一回のモニタリングで説明します。日々の様子をタイムリーにケアマネに報告する義務はありませんので、事後報告で十分なのです。

大きなこと、例えば、入院した、亡くなったなどの場合は即、各方面へと報告していますが、ケアマネへの連絡が優先ということはないんです。

その後、ご家族へケアマネとの一連の話を説明し、お詫び申し上げると、ご家族はこちらに対して謝罪されました。私共とケアマネとの話だからとご説明しても、ご迷惑おかけしましたと何度も言われました。ケアマネからは毎月あってると言っていましたが、ご家族からのお話だと一度もお会いしたことが無いそうです。また、当施設にも一度も来設されたこともなく、一度も担当しているご利用者様に会ったことがないとのこと。

これこそ所謂ケアマネ業務の怠慢ですね。

その後、ご家族の希望により、ケアマネ変更されましたが、情報引継ぎの際、後任のケアマネに文句たらたらだったそうです。

後日談ですが、先のケアマネは同市内のケアマネからも嫌煙されている方とのこと。ご家族への対応も冷たくて、ご家族とよく言い争いになっているとのことでした。

福祉業界は狭いので、このような情報は私たちの耳に入ってきますが、一般の方々にはわかりませんよね。

お願いしたケアマネがこのような方だとしたら、月に1度のモニタリングや区分変更、サービス変更依頼も苦痛になってしまします。

ケアマネを決める際、周りに聞いたりネットで口コミ見たり、施設に相談したりと、できるかぎりの情報集めをした方が賢明かもしれませんね。

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